メディアの裏側にある闇、暗闘って本当にあるの?ホリエモンも勧める本「メディアの支配」中川一徳

元ライブドア、堀江氏(ホリエモン)も自身のブログで書評を書いていた「メディアの支配(上・下)」、読みました。本は分厚い上に、上下巻もあって、字も小さいから読むのなかなか大変なんすけど、それでも著者のまだまだ書き足りない感が伝わってくるくらい、長いメディアの歴史を超凝縮した感じ。

メディア全般の話ではなく、サンケイグループの暗闘の歴史についての話です。サンケイグループといえば、フジテレビ、ニッポン放送、サンケイ新聞です。知りませんでしたが、本グループは、鹿内家が代々ファミリービジネスとして築きあげた歴史をもっていますが、暗闘があり、それが崩壊して今にいたるまでの軌跡が描かれています。

ドラマのような内容でした。華麗なる一族を彷彿させるような。でも事実こういう事が、一般庶民が知らない所で行われていたのですね。なんかフジテレビの番組を見るのがちょっと怖くなります。大金、権力、政治、メディアって、戦前、戦後から今も歴史を作ってるんですよ。

ホリエモンがニッポン放送の株を取得した事についても触れられています。上場した事で弱体化し、買収のリスクにさらされてしまったところをホリエモンは目をつけたようですね。

それ以外も、サンケイグループが世界で5本の指に入るほどでかい巨大メディアある事、箱根森の美術館は鹿内家が作った事、米国の大企業、政治家達とも繋がっていたり、私たちの想像し得ない構図が、この本の中に描かれています。

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