[オススメ本] フリー(無料)からお金を稼ぐ方法!?

世界でベストセラーになっている、クリス・アンダーソン著「フリー」を読んでいるのですが、すごいです、目から鱗どころか、魚ごと出てきそうな感じです。起業を目指してる人は必読ですね。この本、要は現代の無料の経済学、社会現象を分析した本と言えます。定価1800円、ごっつい分厚いです、でも面白いので、すいすい読めてしまいます。

フリーの違い

面白い所をかいつまんで説明すると、まず、これまでの20世紀フリーと21世紀のフリーは種類が違うといいます。

A. 20世紀 モノのフリー(原子)
B. 21世紀 情報のフリー(ビット)

A. の代表であげているのが、カミソリのジレット。カミソリを無料サンプルで配って、消費財のカミソリの刃で儲けるやり方。

B. にいついては4つに分類している。

フリーの種類

①無料体験系
②広告収入系
③無料・有料系
④非貨幣系

①無料体験レッスン等で、客を呼び寄せ、有料のものを売り付けて収入をえる。
②Googleのやってるサービスの殆どがこれにあたる。
③iPhoneアプリの殆どもこれにあたる。無料版と有料版を用意して、少数の有料版利用者から収益をあげる。
④はちょっとわかりにくいけど、無料で手に入れるために、貨幣以外のものを提供しているサービス、例えば、ブログ、Wikipedia、Googleのサービスなど、利用するのは無料だが、それを利用することによって、そのサイト側に情報を提供するなど、価値を与え、サイトの評判もあげている。

フリーをこんな風に分析すると面白いですね。起業家は、これを参考にして、フリースパイスを効かせた事業やサービスを創造してく必要がありそうです。

参考資料
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会
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