究極の節約術 - ゴージャスな貧乏

金子哲雄という（自称？）流通ジャーナリストをご存知ですか？どうもよくTVに出演しているらしいのですが、私は全く知りませんでした、この人の著書「超三流主義」を読むまでは。で、読んだら、大好きになりました。ユーモアもあるし、小太りで不細工（怒られるか？）なところも親近感が湧きます。

で、何が書かれてるかというと、究極の節約術です。かなり実践的で、すぐに使える、著書が流通に精通しているだけあってユニークな節約術が満載です。例えば、こんな感じです。

①カップ麺、スナック菓子は、ドラッグストア、シャンプー、洗剤は家電量販店で買うと得
②同窓会で見栄を張りたい時は、エルメス等のブランドをレンタルショップでレンタルする
③靴下は同じものをまとめ買いして、破れても片方だけ処分すれば済むようにする
④スーツ、靴は量販店で、5つずつまとめ買いして、値切り交渉しやすくする
⑤ハワイ旅行は10月初旬から12月のホノルルマラソン前がピーク時の10分の一

これはほんの一部ですが、著書の特異な家庭環境（激しい倹約家）の話も出てきて、それがまた面白く、著書の徹底した節約のルートがそこから来ている事がよくわかります。表現にもユーモアがあり、例えば、「金子家には消費者金融のティッシュを配っていたら、箱ごともらってこいという法律がありました。」等。

この本の本質は、実は単なる節約術ではなくて、どうやっていかに金をかけずにゴージャスに楽しく過ごせるかという事と、金をかけずに投資をする方法等が、がふんだんに書かれているところです。