35周年コンサート

斉藤由貴35周年記念コンサートに行ってきました。スケバン刑事でファンになったのが小4の時。あっという間です。私もすっかり良い大人になりました。


彼女は、ここ数年も細々とですがライブ活動をしたり、マイナーな音楽番組に出演は懐かしい曲を歌っていたのですが、歳を追うごとに、これはもうどうしようもないのですが、歌唱力や声の質が劣化していくのをファンとしてはとても残念に思っていました。それが今回の35周年のテーマがさすが「Thanks Giving」=感謝 という事もあって、普段彼女はボイトレはしないのですが、しっかりとボイトレをしたであろう、私達が期待していた、声の伸び、美しいファルセットを、ここ数年の絞り出すような苦しそうな感じではない、肩の力が抜けた感じで出せていたので、安心して聴いている事ができたのが、本当に嬉しかった。これだったら懐かしのアイドル枠で、FNS歌謡祭に出ても大丈夫です。大丈夫というのは、良くあるじゃないですか、昔のアイドルが数十年ぶりに出演して歌って、「あー歌唱力おちたなー」って思われる、あれ。あの感じはないと思うという意味です。


ソーシャルディスタンスなので1席飛ばし隔席の配席でゆったりでした。今回のコンサートは抽選に応募したのですか前から4列目のど真ん中の席でした。これまで舞台やコンサートは何度も見に行っておりますがこんなに本人の顔がしっかりと見れたのは初めてかもしれません。35年間浮気せずファンでい続けたご褒美だったかもしれませんね。


観客の年齢層は私と同じ40代もしくはそれ以上がほとんどを占めていたと思いますが、20代や30代も珍しくちらほら散見され、ファン層も幅広いんだな、さすがだなと感じました。シングル曲中心のセットリストだったようですが、そうじゃない曲もいくつか歌ってくれました。全体を通して私がやっぱり1番良かったと思うのは「予感」です。


コンサートの終盤にアップテンポな曲「砂の城」「悲しみよこんにちは」「夢の中へ」を持ってきて盛り上げてくれたのですが、その中に「青空のかけら」が入っていなかったのが少し残念でした。本人もこの曲は難しいと言う意識が強いらしくなかなか歌ってくれないのです。ちなみに「砂の城」がわたし的にはこの3曲の中では1番良かったと思います。


彼女のボーカルを更に引き立ててくれていたコーラスも素晴らしかった。バンドもその当時のシングルの感じを壊さずに表現してれていたのが、ファンとしては嬉しかった。ゲストは同じ東宝芸能事務所の後輩で新人の上白石萌音。「少女時代」を一緒に歌ったのですが、曲の合間に由貴ちゃんがお母さんのように、「上手く歌えてるよ」というような合図を送っていたのが印象的でした。


彼女はもう54歳。それでもこうやってファンの前に立って歌ってくれるというだけでファンにとっては嬉しいのですが、25周年ライブ、30周年ライブと見てきた中で、一番美しく、歌唱力もだいぶ戻ってきていて、本当に良かったあ、ありがとうー。というそういう正直な気持ちです。本当にFNS歌謡祭に出てほしい。本当に最近の声の質、歌唱力の劣化が相当ショックだったので。本当に良かった。40周年も期待して大丈夫かな。きっと大丈夫。


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よろしくお願い致します。 Best Regards, Yuma Tejima

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