メンバーが欠けた時のチームの力

今日部下の1人が長期休暇に入りました。その長期休暇と言うのはちょっと南の国へ旅行に行ってきますと言うような有給休暇ではありません。いわゆるメディカル休暇と言われるようなものです。


心の病と言うのは多くの場合脳の病です。脳内物質や神経伝達物質と言うものが正常に分泌されなくなった状態です。真面目な人、完璧主義な人、頑固な人、気性の激しい人、そういう人が陥りやすいのではないかと私は考えています。


私は4年間鬱を患いましたが、無気力で、片付けや掃除ができず、ちゃんとした食事もできない、何をするのもめんどくさい、外出をせず家に引きこもり、人ともできるだけ会いたくない、約束をしてもドタキャンしてしまう。その他にもあげるとキリがないですがとにかく何をするにも気力がないのです。


判断力も鈍っているのでいろんな失敗もしやすくなります。冷静に考えればわかるようなとんでもないギャンブルや金儲けに手を出したりしてしまいます。そして大金を失いました。そのツケを少しずつ今も返していっているところです。なぜこんなことになってしまったのだろう。そんなことを今更考えても仕方がありません。起こるべくして起こったのだと今は思っています。


心療内科医、精神科医、にももちろん通いました。そこで何をしてくれるかと言うと、話を聞いてくれるでもなく薬を処方されるだけです。SS RIと言う無理矢理セロトニンを出すような薬を処方してもらいます。その薬は何ヶ月、何年も飲み続けないと効果がありません。私の場合は飲み続けましたが全く効果はありませんでした。


では私はどのようにして克服したのでしょうか。その答えは簡単で3必です。3必と言うのは、食事、運動、睡眠のことです。極々当たり前のことですが、その当時はそれが全くできていませんでした。食事は食物繊維中心は野菜や果物から取り始め、少しずつウォーキングを始めていきました。そうすることで睡眠時間や睡眠の質も改善していきました。半年ほどかかりましたが克服することができました。


話を戻すと私の部下は長期休暇を取らないといけない位深刻な状況に陥っていました。四六時中仕事のことが頭を離れず、動悸が止まらなくなることもあったそうです。そんな状態でだましだまし勤務をしていましたがとうとう限界に達してしまいました。


私が所属している事業部はコロナが多い風になっているのでビジネスは堅調に推移しています。その分仕事の量が増加しています。そんな中1人の貴重な人材がいなくなると言う事は他のメンバーに負担になってしまいます。厳しい判断であり決断でした。本人もそうですが私もチームを率いるリーダーとしてこのことをチームの皆に話をするのは大変心が痛みました。


このことを一人一人に話をした時、大丈夫です、チームで乗り越えていけます、大半のメンバーがそのように言ってくれたのは本当に嬉しかったです。できるだけチームのみんなの負担が大きくならないように私もできるだけのことはしようと思っています。私だけの知恵では大したことを思いつかないかもしれませんので、そこはチームのみんなでアイディアを出しながらその都度その都度最良の選択を行っていきたいと思います。

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よろしくお願い致します。 Best Regards, Yuma Tejima

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