今更聞けないシリーズ - 生保と銀行預金の利率の違い

前回のシリーズの続きです。
貯蓄性の高い養老保険と銀行の定期預金の現在の相場の利率を調べると、養老保険が大体2%、10年ものの定期預金が約0.5~0.6%のようです。さて、どちらが得でしょう。

一見明らかに養老保険の方が得に見えますが、そもそも生保と銀行預金の利率の仕組みが違うため、一概にどっちが得かは言えないようです。ではどう違うのでしょう?

生保 - 保険料=経費+保障+貯蓄の内の、貯蓄が運用に回る
銀行 - 預けたお金全部が運用に回る

「経費」は、人件費、販促費等
「保障」は、期間中死亡した際に支払われる保険金
「貯蓄」は満期したときにもらえる保険金

例えば、保険料が1万円の場合、経費が1000円、保障が500円、残りが貯蓄となり、この8500円が予定利率で運用される。 だから実際の保険の利回りは、低利率よりもずっと低い数字になるため、生保と預金の利率の良し悪しは、表面的な数字だけで判断できない。

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