「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」は強烈過ぎた!あなたもはまる4つの読みどころを紹介します!


この本、とにかく強烈でした。筆者の視点が、バリバリ面白い。
例の上げ方、調査から筆者なりの答えの導き方、要は、この橘氏の視点・モノの見方が、読者を引き込む

特に面白かったのは、こんな感じ、4つの読みどころ。

「勝間VS香山」を取り上げて、努力で人は幸せになれるか?
「20世紀少年」を取り上げて、友達とお金の関係について
「カルト宗教」「マルチ商法」を取り上げて、洗脳とお返しの法則について
「フリー」とロングテールと評判の話

初めに、勝間VS香山の論争を取り上げて、どっちが正しいか?って問題提議するとこから始まる。

勝間和代=自己啓発本のカリスマ
香山リカ=精神科医

勝間さんと、香山さんが主張してることをスーパー簡潔に言うとこういう事だ。

勝間「努力すれば幸せになれる」
香山「カツマーのような生き方を選ぶ(努力しすぎる)と不幸になる」

筆者はどっちが正しいって事に自己の見解は述べていない。ただ、世に発表されている複数のリサーチ結果から、人間の能力や心は広範囲が遺伝するもので、努力ではどうしようもないと考えざるを得ないという事を言っている。

筆者がこの本を書いたきっかけは、能力開発プログラムのイデオロギーに対する違和感に端を発する。自己啓発や能力開発を商材にしてなりたっているビジネスに違和感を感じている点では、僕も一緒。

ナポレオン・ヒルの成功哲学をもとにした能力開発商材を販売している、田中孝顕の話はとても興味深かった。これらの商材は、120万~280万程するのだとか。社会に適応する事ができなかった田中氏は、この商材で成功した今でも、変わる事ができず、幸せとは遠いところにいるらしい。

最後に作者は、ロングテールは個人のもので、ロングテール時代の主役は、フリーエージェントとマイクロ法人だと言っている。その事については、「貧乏はお金持ち」で詳しく書いてるらしい。早速買ってみようっと。



イデオロギー - Wikipedia


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