シングリッシュ講座 vol.2 「Alamak」の起源は日本から?

先週末、またドラゴンボートのホームパーティがありました。今回もPotluck Partyということで、各自フードを持ち寄ることになり、私は、Cream Caramel を作っていきました。前回ほどたくさん人が集まらなかったので、はりきってたくさん作った私のCaramelは、殆ど残ってしまい、結局持って帰るはめになりました。(トホホ)

さて、では何故、今回のタイトルがシングリッシュ講座なのかというと、ボートのメンバーの一人に面白い話を聞いたからです。彼は、若干23歳で、メンバーでは唯一のマレー人です。マレー語には何と、「Alamak(あらまー)」という表現があり、日本語の「あらまぁー」と同じ意味で使われています。シンガポールではすっかりお馴染みで、これも一種シングリッシュ化されてしまっています。だから、シンガポール人からよく「あらまー」という声が日常的に聞こえてくるので、何とも滑稽です。私はこの「Alamak」は勿論、以前から知っていて、たまに面白がって使ったりしているのですが、日本語でも同じ言葉あるの事を、こっちでは知らない人も多いようです。

さて、先述のマレー人の彼の登場なのですが、彼の祖父が少し日本語をしゃべれるらしく、(というのも、遠い昔、日本がシンガポールを3年8ヶ月だけ植民地化した事があり、その時日本の教育を導入していたようなのです。)彼も少しだけ、日本語を知っていました。それで、マレーでも、お茶碗のことを、「チャワン」と呼ぶんだと教えてくれました。その遠い昔、日本のいくつかの単語が、いつのまにかマレー語として、定着してしまっているみたいです。で、彼は、きっとシングリッシュの「Alamak」も日本から来たんだと思うよ、と言っていました。私はてっきり、日本の「あらまー」はマレーから運ばれてきたのだと思っていましたが、いや、きっと彼の言うように、日本からマレーに伝わったんでしょうね。納得がいきました。でも、そんなこと、信じる人も、知ってる人も、シンガポールにはあんまりいないと思います、残念ながら。

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