"耳が聞こえない人" を理解するセミナーへ出席した

Hard of Hearing (耳の不自由な人)のセミナーへ行ってきました。私の所属するDragon Boatのチームは、Hard of Hearingのメンバーもいることから、「Silent Dragon」というチーム名で、そこで私は彼らと知り合うことができたのがきっかけで、このセミナーの事を知りました。

Seminar on Deaf Culture

セミナーはAM10:30から、SingaporeのWoodlands Regional Libraryという図書館で行われました。WoodlandsはSingaporeの北方に位置し、マレーシアのJB(ジョホバル)へ車で20分程の所に位置します。Woodlands駅前には、Causeway Pointというショッピングモールがあります。

セミナーは1時間半程で、内容はこんな感じでした。
  1. Singapore Association of the Deaf (SADeaf)の代表の挨拶
  2. Adrian Yap(私のDragon Boatのメンバー)がHard of Hearingを代表してスピーチ
  3. Lily Gohによるパフォーマンス、楽器演奏
  4. SongSinging GroupによるSignifique Choir のパフォーマンス
  5. 初心者のための英語の手話(日本の手話とは違うようです)レッスン

お気づきかもしれませんが、私はここでは「Deaf」という単語を使わず、「Hard of Hearing」と表現しています。Deafという単語は本来ニュートラルなはずなのですが、Disrespectなニュアンスもあるようで、Hard of Hearingの方々には、抵抗を感じる人もいるようです。では、それ以外でどう表現するのか、という事も、このセミナーで習いました。それが、Hard of HearingHear Impaired(正常な機能が損なわれたという意味)です。

印象に残った事として、Hear Impairedは、よく「Deaf and Mute(話せない)」と誤解されているが、そうではないという事です。Sign(手話)を使うことによってコミュニケーションをとれる=話せるから、Mute(話せない)ではないという事です。私は知らず知らずのうちに誤解している事に気づいていかないといけませんね。

Adrianは、Hear Impairedでありながら、Signなしに話すことができる数少ない中の一人です。話せるようになるには、幼い頃(言葉を覚えだす、2歳~3歳くらい)から話す練習をする必要があるのですが、彼の場合、両親のサポートもあり、早い段階から、そういったSpecial Careを受けていたそうです。

Singapore在住の日本人もお手伝いに参加されていました。名刺を交換させていただきましたが、日系の人材紹介会社にお勤めの方でした。SADeafが、手話の講習をやっているのですが、それに1年ほど通っているとの事です。私も実は通おうと思っていたところでした。グループレッスン、週1回・2ヶ月で確かS$65程だったと思います。レベルは、初級・中級・上級と分かれています。

Singaporeには、約30,000人が何らかの形で耳の聴覚を失っていると言われています。その内5,800人が、前述したSADeaf協会のメンバーで、その内500人だけが、雇用されているという厳しい現状のようです。

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