元気は元気を与えてくれる


須藤元気氏の講演を観て、大事だと感じたことをメモに取ったので、残しておきます。

(テーマは別にあったと思うのですが)
私が感じた、彼が一番言いたかった事は「受け入れる」だったと思います。
具体的には下記の通りです。

■知る
「知る」と「理解する」は違うと言いました。
始め「え、一緒やん」と思いましたが、その後の説明で腑に落ちました。
旅行に例えるなら、ガイドブックを読むは「理解する」
その場所に実際に行ってみるは「知る」

「知る」ためには、一つの事に徹底する(ストイックになる)事が大事とも言っています。
格闘家としての練習もストイックだったと思いますが、本を1日3冊読むとか、
ロボットダンスの一つの手の動きだけを2時間する、等を実行したそうです。

■人の脳を借りる
料理に例えると、包丁は自分の脳。
その他の調理器具が人の脳。
包丁だけではできる事も限られるが、お玉やフライパンを使えば料理の幅が広がる。
一人で考えるよりも、本や先生・メンターの教えを貰う事で、できる事が増える。

■弁証法
一つの意見(テーゼ)に反対の意見(アンチテーゼ)があり、
その二つの意見から新たな結論(ジンテーゼ)が生まれる、そのプロセスの事

人と会い、メンターと会い、本と出会う。
その中で、弁証法をする事によって、観念が解放される。
そうすれば、個人的に受け取る事もなくる。

■インナーチャイルド
例えば、「お前は弱い」と言われ、物凄く傷ついたとする
それは何故かを深く掘り下げると、幼少期に親に言われた事が原因である事が多い。
大人になっても、「親のために」「親の望むように」頑張ろうとする。
それは誰しもがもっている、幼少期の記憶・体験・感傷(インナーチャイルド)である。

■個人的に受け止めない
人は、悪口を言われると何故凹むのか?
個人的に受け止めるからである。
同じ事をウズベキスタン語で言われても、何とも思わない。

受け入れた結果、彼は、少数派(マイノリティー)の人・モノ・事象・意見に
抵抗や差別がなくなったと言います。

その他、「好きな事」「ワクワクする事」をする事、
「人があまりやっていない事」「希少価値が高い事」をする事が大事だと言っていました。
そして、物事には必ず「春夏秋冬」があり、人間にも時代にもそれがあると。
人間調子のいい時もあれば、悪い時もある。時勢の流れに合わせる事も大事だと。

■おすすめの本も紹介していました
ドン・ミゲル・ルイスの「4つの約束」
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を始めとする幕末モノ、特に「峠」が素晴らしいとの事。


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